ご挨拶

代表幹事メッセージ

代表幹事 後山 尚久
女性健康科学研究会
代表幹事 後山 尚久

女性健康科学研究会は2009年に設立されました。女性の健康生成・増進や女性独特の疾病予防・治療に 貢献できる医療に取り組み、生活習慣病、がん、難病、周産期関連疾患、内分泌疾患等の臨床、基礎医学、社会系医学、女性保健や看護に関する諸問題に向き合った研究を支援しています。これまで、多方面からの研究や調査に関して「ロート女性健康科学研究会助成医学研究」への申請をいただき、のべ40名余りの新進気鋭の医学系研究者が助成対象に選ばれ、それぞれの秀逸な研究が進んでおります。

本研究会は、女性の健康生成・維持へ貢献できる研究を奨励するため、原則的に女性医療に関わる臨床医学、伝統医学、社会系医学、看護学、助産学の分野での、“ひとを対象とした臨床応用への実現性の高い研究”を支援しております。先進的で高度な現代のヒューマンサイエンス領域での注目度の大きな研究にとどまらず、地味に見えるが世の中に役立つ研究や、患者の視点からの研究課題を希望します。特に日本の伝統医療への科学的見地からの取り組みや日本人女性独自のこころやライフスタイルを扱った調査、ジェンダー医学を意識した研究には、積極的な支援の準備をしております。

研究に強い意欲を持つ元気なヒューマンサイエンス領域の研究者が、本研究会に関心を寄せ、助成による研究の成果が、少しでも女性の健康生成および増進に貢献できればこれに勝る幸せはないでしょう。

本研究会は、女性の健康を願う医学系研究者の熱意に支えられております。今後の本研究会の活動が、皆様のご協力のもと女性の健康生成・増進にますます貢献することを心から希望します。